太陽ホールディングス
Next Generation

現場作業者も育児休暇が取得しやすい環境へ。若手管理職のチャレンジ【後編】

#TAIYO Career Journey NEXT2026.06.16
現場作業者も育児休暇が取得しやすい環境へ。若手管理職のチャレンジ【後編】

「このまま今の会社にいるべきか。それとも、転職という選択肢を取るべきか。」

 キャリアの節目でそう自問し、太陽ホールディングスグループへの一歩を選んだ人たちがいる。

#TAIYO Career Journey NEXT は、第2新卒や中途入社で太陽ホールディングスグループに加わった社員に、これまでのキャリアと転機、そしてこれからの挑戦をたどるインタビューシリーズである。

 今回スポットを当てるのは、2021年に太陽ホールディングスへ中途入社し、太陽インキ製造 製造部で経験を重ね、入社6年目となる2026年4月に設備課の課長へ昇進した高橋良彰さん。

【後編】では、キャリアビジョンの描き方と、男性管理職として育児休暇を取得した経験から見えてきた職場づくりへの思いを聞いた。

▼前編をまだご覧になっていない方は、こちらからお読みください。

社内の常識を疑え。中途入社1年目からはじまった挑戦【前編】


キャリアの実現に向けて、単年ごとのビジョンを明確化。

――2026年4月から課長に昇進されましたが、キャリアアップについてはどう考えていましたか?

 私の中では、入社時から「35歳で管理職になる」という明確な目標を掲げていました。35歳と定めたのは、社会人としておおよそ12年が経ち、一通りの経験を一周できるタイミングだと考えたことに加え、目標としていた先輩上司が36歳で課長に昇進されたと伺い、その先輩のキャリアに少しでも近づきたいという思いがあったからです。

 キャリアプランの実現に向けては、直属の上司や担当役員の方々に対して、「自分の目標を毎年設定し、それに基づいて業務を進めていきます」と入社当初から宣言していました。今回、課長に昇進させていただけたのも、単年ごとにビジョンを描き、その実現に向けて業務に取り組んできた成果の一つだと感じています。


――キャリア形成に対して、太陽ホールディングスの文化と感じるものはありますか?

 太陽ホールディングスにはキャリアのビジョンをつくるために「1年後、3年後、5年後、10年後の目標を書き出す」という取り組みがあります。

 私自身も、半期に一度の評価面談のタイミングなどで目標を見直し、「どこまで達成できたか」「今の方向性で良いのか」を上司とすり合わせてきました。単に目標を書いて終わりではなく、上司との対話を通してブラッシュアップされていく点も、太陽ホールディングスらしいところだと思います。自分の意思や希望を言葉にしやすい環境があるからこそ、35歳で管理職を目指すという私のプランも、周囲に伝えやすかったのだと思います。

〈35歳での課長昇進を受けて高橋さんは、「タイミングもあったと思いますが、描いていたレールに乗っていますね」と笑顔を見せた〉

――高橋さんの理想の上司像はありますか?

 私のなりたい課長像を言えば、メンバーがキャリアプランや人生において壁にぶつかったときに、そっと支えられる存在でありたいと思っています。すべてを決めてあげるのではなく、必要なときに背中を押したり、一緒に考えたりしながら、メンバーに何かしら良い影響を与えられる人間力を養っていきたいと考えています。この考えに至ったのは自身が育児休暇を取得して得られた気づきが大きく影響しています。


育児休暇を取得した当事者だからこそ気づけたこと

――高橋さんが育児休暇を取得された当時の環境や理由について教えていただけますか。

 当初は世の中的に見ても男性の育児休暇の取得は一般的ではなかったと思います。そんな中、太陽ホールディングスには、男性でも育児休暇を取得できる環境が整っていました。子どもの成長をもっと間近で見たいという思いに加えて、出産や育児の負担が大きい妻をしっかりサポートしたいという気持ちもあり、2ヵ月間の育児休暇を取る決断をしました。先輩社員に相談したところ、「結局、仕事だけじゃなくて、家族がいてこその自分の人生だよ」と優しく背中を押していただきました。


――会社に制度があるとはいえ、育児休暇を取ることでキャリアが停滞してしまうといった不安はなかったですか?

 正直に言うと、不安はありました。私は30代がキャリアを考える上で、一番大事な時期だと思っています。目標を定め、現場で経験を積んできた中で、一度現場から離れてしまうことが自分にとってプラスになるのか熟考しました。そして、私がいなくなることで、メンバーに負荷がかかってしまうのではないかという点も気がかりでした。進行中のプロジェクトや、数年かけてプロセスを変えようとしている取り組みが、自分の不在によって停滞してしまわないかという心配も大きかったです。


――実際に育児休暇を取得されて、良かった面はありましたか?

 現場から完全に離れる経験はこれまでありませんでしたが、振り返ってみると、自分のキャリアを客観的に見つめ直すことができた時間だったと感じています。日々仕事のことを考えながら走り続けているときよりも、少し立ち止まって落ち着いた状態で整理ができた分、キャリアの観点でも非常に有意義な期間でした。

 チームには、私が抜けたことで負荷をかけてしまった部分もあったと思います。一方で、育児休暇から戻ってきたとき、メンバー一人ひとりの成長を強く感じました。もしかすると、私が普段の業務分担で引き受けすぎていて、結果的にメンバーの成長の機会を奪ってしまっていたところもあったのではないかと反省しました。

 仕事を任せる際には、「この業務を通じてどこまで成長してもらうか」を考えながら範囲を決めていますが、今回の経験を通して、「もっとメンバーを信じて任せても大丈夫だ」と実感できました。自身のマネジメントの在り方を見直すよいきっかけになったと思っています。

〈育児休暇からの復職後は、「より仲間を信頼し、もっと仕事を任せていきたい」と考えるように〉

――管理職として、また育児休暇取得の経験者として、育児休暇に対する今の考えを教えてください。

 私が所属している製造部は、いわゆる“現場ありき”の部署。だからこそ、現場の作業者はなかなか育児休暇を取りづらい側面があります。その中で、私も同じ部の他課のリーダーも育児休暇を取得しました。その背景には「現場だから育児休暇は難しい」と諦めてほしくないという思いがありました。

 まずは管理職である自分たちが率先して取得することで、これからの若い社員たちが「育児休暇を取りたい」と考えた時に、気兼ねなく手を挙げられる。そんな風土を作っていきたいと考えています。
 

 キャリア形成に向けた取り組みや考え方、そして育児休暇の取得を通じて感じた気づきを語ってくれた高橋さん。自身の経験をもとにより良い職場環境づくりに向け、今日も奔走を続けている。


●プロフィール
高橋 良彰
1991年、群馬県生まれ。自動車シートメーカーで生産ライン構築や工場設計に従事した後、2021年に太陽ホールディングスグループへ中途入社。太陽インキ製造 製造部 設備課にて、生産設備の導入・保守や現場改善を担当し、安全体制の強化やロボット導入などを推進する。チームリーダーを経て、2026年に課長へ昇進。育児休暇取得の経験を活かし、メンバーを信頼する組織づくりに取り組んでいる。

関連リンク

太陽ホールディングス 新卒採用サイト

太陽ホールディングス キャリア採用サイト